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第6回関東甲信越フロアホッケー競技大会でダブル優勝!

6月4日(土)、長野ホワイトリングで開催された「第6回関東甲信越フロアホッケー競技大会」にアスリートチームとコーチチームの2チームが出場し、見事“ダブル優勝”しました。
この大会はSOの大会ではないので、スピードとパワーのある学生チームやアスリート・ファミリー・コーチの混成チームなど様々なチームがエントリーしています。かつて東京からはコーチチーム、コーチとアスリートの混成チーム、アスリートとファミリーの混成チームなどが出場してきましたが、今回初めてアスリートだけでチームを編成しました。長野での開催にもかかわらず、アスリートの参加者が増えたことと、相手のスピードやパワーについていくことができるようになったからです。
予選は順当に勝ち進み、決勝ラウンドの第1ゲームの相手は松本チーム。接戦となりましたが勝利することが出来ました。
しかし、第2ゲームのきさらぎ戦は6ラインゲームの半分を終えた時点で3点のビハインドとなる大苦戦。フロアホッケーで3点差をひっくり返すのは容易なことではありません。しかし、アスリート達は焦らず気負わず自分の役割を粛々とこなし、ついに最終ラインで4対3と逆転し、ディビジョンDで優勝してしまいました。
ベンチやファミリーの中には少しだけ諦めムードもありましたが、ナショナルゲームでの日本一の経験やハードな練習を通じ、アスリート全員が最後まで諦めずにパックを追いかけ続けた結果、勝利を引き寄せることができました。逞しく、頼もしくなったアスリートたち!個々としても、チームとしても成長が感じられる一戦となりました。
コーチチームは新しいメンバーを加え3年ぶりの日本一奪還を目指して参戦し、見事ディビジョンAで優勝しました。今回は偶然にもコーチチームの直後にアスリートチームの試合があるという展開で、コーチたちが勝利したいいイメージのまま、アスリートたちが試合をして、見事“ダブル優勝”となりました。
コーチたちがこの大会に出場するのにはいくつかの理由があります。フロアホッケーという競技を純粋に楽しむことの他に、新しいボランティアにフロアホッケーの楽しさを知ってもらうことや自分が競技者になることで、新たな発見があるからです。
今回、初めて大会に出場したコーチの中には、試合前の異常な緊張を体感した人もいましたし、“アスリートに指導している戦術が実際の試合で通用するか”、“もっと有効な戦術があるか”を試してみる良い機会となりました。今後、そこをどうアスリートに落とし込んでいくか、コーチの中で議論しているところです。
次の目標は10月の「第11回全日本エフピコ杯フロアホッケー競技大会」で、アスリート・コーチ・ファミリーの“トリプル優勝”と「関東ブロック・フロアホッケー競技会(SON・神奈川主管)」での金メダルです。
フロアホッケー(江東)主任コーチ 森本 利彦
■フォト・ギャラリー
vs.きさらぎ戦
アスリートチーム”東京ウィンターチャレンジャーズ”
コーチチーム "東京BONDS"