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イベント

スペシャルオリンピックス日本・東京のイベントをご紹介します。

「2005年第8回SON東京 地区大会」を開催

 開会式

 619日(日)。午前8時半を過ぎると、都障害者総合スポーツセンターの洋弓場の受付には、参加者が続々と集まってきます。心配されたお天気は大丈夫そう…。

 9時半過ぎ、北区立十条中学校吹奏楽部の演奏に乗って、開会式が始まりました。選手入場、SO旗などの掲揚、主催者のあいさつに続いて、来賓のSON理事長の細川佳代子さんは「SOってなぁに?と言われていたのが、長野冬季世界大会後、83%の人がSOを知っているという結果が出ています。知っているだ けではなく、全国で日々活動するアスリート、ボランティアがたくさん増え、心のバリアフリーが実現するまでがんばっていきましょう。今日は自分の可能性への挑戦です。がんばりましょう!」とあいさつしました。

 引き続き、選手宣誓、聖火点火と、式は順調に進み、小松久晃大会実行委員長が開会を宣言。ダンスプログラムのメンバーによる「おさかな天国」の楽しい踊りで、競技開始です。

 都障害者総合スポーツセンターでは陸上競技、水泳、MDP、陸上自衛隊十条駐屯地ではバスケットボール、テニス、サッカー、都立王子養護学校では卓球、都 立王子第二養護学校ではバドミントン、東京成徳短期大学ではフロアホッケーが行われました。なお、ボウリングは718日に東京ポートボールで、体操は7 月24日に日本体育大学横浜・健志台キャンパスで開催されます。アスリートは、近隣の埼玉、千葉、神奈川、長野、栃木、群馬からもあわせて約500名、ボランティア・ファミリーは約800名が参加しました。

 「東京地区大会」にご協力・ご協賛をいただきました多くのみなさまに心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。では、それぞれの競技のアスリートの活躍をご覧ください。

(取材/文/写真:清原 れい子)
 
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▲アスリート達の受付   ▲SON細川理事長のあいさつ   ▲選手宣誓

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聖火に                ▲北区立十条中学校吹奏楽部の演奏   ▲「おさかな天国」のダンスで競技開始
 

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 フォトギャラリー&スペシャルショップ

 地区大会では「フォトギャラリー&スペシャルショップ」のコーナーが、 スポーツセンター2階ロビーに設けられました。もっとSOを知ってもらおうーという願いで開いた写真展は、地区大会では今回が初めて。 コーナーには各プログラムを楽しむアスリートやボランティアの写真30数点がを展示され、 昼食時には多くの人が足を止めて見ていました。一方、販売コーナーではTシャツやトレーナーなどのSO関連グッズを販売。一人で何枚も買い求める人も多く、売れ行きは上々でした。

(取材/文/写真:伊藤 博)

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▲写真展コーナー   ▲パンフレット類も配布

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▲スペシャル・ショップコーナー   ▲Tシャツに人気

 

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 水泳競技

 水泳は、東京都障害者総合スポーツセンター2階の屋内プールで競技が行われました。全面のガラス窓から外光が差し込み、窓の外の木々の緑が映える、とても気持ちのよい6コースのプールです。
ウォーミングアップを終えて、男子自由形25mディビジョン1から競技が始まりました。埼玉、千葉、栃木、神奈川からの参加者を迎え、約70名のアスリー トは、ビート板付きキック、自由形、平泳ぎ、背泳、バタフライなどの個人種目とリレー種目で練習の成果を競いました。   

(取材/文/写真:清原 礼子)
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▲ウォーミングアップ   ▲さぁ競技開始   ▲男子自由形25m

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▲デットヒート   ▲ゴールまでがんばりました   ▲水泳表彰式
 

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 陸上

 陸上競技は総合スポーツセンターで開会式に引き続き始まりました。トラック競技は50M100M, 200M, 400M, 800M, 1,500Mの6種目、フィールドは立ち幅跳び、ソフトボールとテニスボールによるボール投げの3種目、そして100M x 4のリレーと、盛りだくさんです。
トラックでは「頑張れ!頑張れ!」の連呼、フィールドでは固唾を呑んで「エイ!拍手!」、それに女性ボランティアによる実況アナウンスも加わり、盛り上がるばかり。全員、最後まで頑張り、表彰式では大きな拍手を受けていました。   

(取材/文/写真:公楽 真一)

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▲ようい、ドン!   ▲陸上1,500m   ▲まだ余裕の笑顔

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▲記録更新か!   ▲跳んだぞ!   ▲陸上表彰式

 

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 サッカー

 サッカーは陸上自衛隊十条駐屯地の広いグランドが会場でした。東京チームの他に埼玉と千葉のチームが参加して始まりました。午前中はドリブル、シュート、ラン アンドキックの個人競技3種目で日ごろトレーニングで鍛えた技(足?)を競いました。巧みにボールコントロールするアスリートに、やんやの大喝采でした。
午後は3チームによるエキシビションゲーム。エキシビションですので、加わったファミリーが、手をつないだアスリートよりも熱くなって楽しんでいました。日除けのないグランドでしたが、技を競い、ゲームを楽しんだ一日でした。

(取材/文/写真:公楽 真一)
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▲ダンスそれともウォームアップ?   ▲ドリブルには自信あり   ▲RUN&KICK

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▲燃えるファミリー   ▲狙ってシュートだ!   ▲シュートだ!

 

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 テニス

 テニス競技は、SON東京のアスリート14名とSON千葉から4名のアスリートが参加し、陸上自衛隊十条駐屯地のテニスコートでシングルス、ダブルス、ユニファイドダブルス、個人技能コンテストの4種目が行われました。
 午前の予選では、ストロークとボレーのフォア・バックと各10球を打ち、ディビジョニングの結果が出されました。
ディビジョニングは5つに分けられ、内1ディビジョンではプログラム参加間もないアスリートが個人技能を発表しました。
トーナメント戦では、コーチやファミリーの盛り上げもあってアスリートは試合を肌で感じ、ボールを打つ音にも力強さがありました。
 対戦相手が他地区のアスリートでも、応援し合い仲良く試合に臨めるのは地区大会ならではの微笑ましい光景です。
 全種目を終え、アスリートひとり一人に日頃の練習の成果が技能面、精神面で発揮された事を讃えメダルやリボンが贈られました。

(取材/文/写真:寺木 敦子)

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▲ボールを高く上げてサーブだ!   ▲入ったかな?   ▲よし、来い!

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▲ボールの行方は?   ▲脚の負傷を乗り越えて   ▲個人技能コンテスト

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▲テニス表彰式「おめでとう!」      ▲試合を終えて「ハイポーズ!」      ▲日本女子テニス連盟よりボランティアの皆さん

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 バスケットボール

 東京都障害者スポーツセンター体育館で行われたバスケットボール競技には、千葉、埼玉のアスリートも加わり、熱戦が繰り広げられました。午前中は、ターゲットパス・10mドリブル・スポットシュートという3種目からなる、「個人競技」。
 午後は、チームに分かれての「ゲーム」です。個人競技は、予選がいい練習になったようで、決勝では緊張もほぐれ皆レベルアップ。持てる実力を、しっかりと 発揮できたようです。午後のゲームは、シニア・ディビジョンTで東京Aチームが、昨年同様惜しくも千葉チームに破れ、1位。Bチームは3位となりました。 またシニア・ディビジョンUでは、東京Cチームと埼玉チームが対戦。東京Cが50対4と、圧倒的な強さを見せました。
 ジュニアは東京Aが1位、Bが2位、千葉が3位という結果でした。東京はシニア3チーム、ジュニア2チームとメンバーを分けて試合を行ったものの、各チームの力量はかなり接近。
 日頃の練習の成果が、着実に実を結んでいることを実感できた大会でした。   

(取材/文:峰岸 和弘写真:SON長野・千曲プログラムコーチ 米沢 重雄 氏)

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▲ターゲットパス   ▲スポットシュート   10mドリブル

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▲ハーフタイムで一息   ▲持ち味はスピードある攻撃   ▲堅い守りに負けるな!

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▲リバウンドから速攻へ   ▲行け!シュートだ   ▲シュート、決まるか?

 

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 卓球

 ただ、立っているだけでもツゥーっと汗が流れてくる熱気を帯びた体育館。室内に響く、声援と拍手、甲高く響く卓球ボールの音。東京地区大会卓球競技会はそんな王子養護学校の体育館にて実施されました。
 卓球競技では、SON千葉のアスリートを向かえ、東京の青いウェアと千葉の黄色いウェアが入り混じり、体育館の熱気を吹き飛ばす勢いの、ラリーや名勝負が展開。競技役員やファミリー、ボランティアの方々もそのプレーに目を奪われていました。
 競技が終了し表彰式。日ごろの日常プログラムの成果を出し切ったアスリートの胸にかけられたメダルやリボンは、形や色を越えたすばらしいものでした。

(取材/文/写真:渡辺 竜雄)

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▲卓球競技のバナー   ▲会場は試合ムード   ▲続くラリー

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▲競技結果を集計するボランティアの方々   ▲卓球表彰式                ▲銀メダル獲得!           
 
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 フロアホッケー

 東京成徳短期大学体育館で行われたフロアホッケーには、東京埼玉、神奈川、長野から40名のアスリートが参加しました。午前中は、東京埼玉VS神奈川のゲームと個人スキルコンテスト、午後は神奈川VS長野、東京・埼玉VS長野のゲームを実施。
 個人スキルではシュート、パス、スティックハンドリングの技術を競いました。ゲームでは各チームのチームワークもよく、日頃の練習の成果を十分に感じさせるプレーが随所に見られました。ファミリーやボランティアの皆さんの大きな声援で、体育館がいっぱいになりました。
 今回ユニファイド・パートナーの多かった神奈川チームと善戦した東京・埼玉、長野のアスリート達は、試合後清々しい笑顔を見せてくれました。これまでにない大きな自信を、得られたようでした。

(取材/文/写真:峰岸 和弘)
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▲準備OK!                 ▲個人スキルコンテスト          ▲ボランティアコーチ達に見守られて・・

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▲WWGではお世話になりました。   ▲上手なパス!   ▲狙うシュート!

 

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 ボウリング

 ボウリングは7月18日、東京ポートボウルで行われました。
 参加者は、SON東京の75名に加え、千葉23名、群馬7名と総勢105名の大きな大会となりました。各地区旗と聖火の入場、加美山大会会長の開会宣 言、来賓挨拶に続き、3地区の代表アスリートによる選手宣誓、アスリート5名の始球式で競技ははじまりました。
 皆、いつもと違って真剣な表情で投球。中には緊張のあまり具合が悪いと訴えるアスリートもいましたが、皆の励まし声かけで元気にゲームを続けることが出来ました。
 他地区のアスリートも参加しての競技は、ストライクを連続4回も出すアスリートもいました。そんな中、いつもはポーカーフェイスのアスリートが、ストライクを出す度に、両手を片方づつ万歳のように上げて喜びを表現。今までにない感情表現に驚かされました。
 表彰式では、思いの外の悪い結果に、がっかりしたアスリートが、表彰台に上がることもリボンをもらう事も拒否する場面がありました。結局は気が進まぬまま 表彰台に上がり、リボンも受け取りましたが、喜んだり、悔しがったり、色々な場面を提供してくれる大会となりました。
 最後にアスリートによる英語の合唱の発表があり、アスリートの成長を発表する場ともなった大会でした。

(取材/文/写真:中根 幸子)
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▲開会式   ▲選手宣誓   ▲みんな真剣に投球

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▲やったぜ!   ▲連続ストライク   ▲わぁ嬉しい!

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▲ハイタッチ!   ▲「ハイポーズ!」   ▲みんなのスコアは?

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▲表彰式   ▲バンザイ!   ▲英語の合唱発表

 

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 体操

 体操競技は、724日(日)日本体育大学健志台キャンパス体操競技場にて、SON東京アスリート13名、SON栃木より6名のアスリートが参加し て行われました。開会式では、加美山理事長の挨拶に続き、参加各地域から代表アスリートが元気よく選手宣誓。”礼ではじまり礼で終わる”体操プログラムら しく開始の挨拶も整然としていました。また、合唱プログラムの応援の歌もあり大会前のアスリートの緊張感も解れたようでした。
 競技は、女子とび箱・平均台・床、男子床・とび箱と並行して行われ、予選の結果、男子は3ディビジョン、女子は2ディビジョンに別れての決勝となりまし た。体操プログラムには、長く継続して日常トレーニングに参加しているアスリートが多く、 大会ごとにみんな一緒に力と自信をつけ成長している様子がよく分 かります。
 審査の間、監物教授のご配慮で日体大選手によるウルトラE級の演技が披露され、アスリート達は見事なジャンプ力に目を輝かせていました。
 閉会式では、SON細川理事長が、あいさつの中で、「日本一の会場、日本一のコーチの元で大会に望め、皆さんは幸せです。」とお話されていました。
 その後細川理事長も交えアスリート・コーチ・ボランティア・ファミリー参加者全員で、写真撮影をし和やかなムードで大会は終了しました。

(取材/文/写真:寺木 敦子)

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▲選手宣誓   ▲全員揃って「礼」   ▲合唱プログラム、歌の応援

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▲女子・平均台   ▲女子・とび箱   ▲女子・床

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▲男子・床   ▲男子・とび箱   ▲表彰式

 

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 機能開発(MDP)

 今年1月に正式にプログラムがスタートしたMDP(機能開発プログラム)は、地区大会は今回が初めてです。
 障害者総合スポーツセンター内の体育館で、まずストレッチからプログラムがはじまりました。ボランティアにファミリーも参加し、アスリートとペアになりタオルを使って伸縮運動をして体をほぐします。
 次はボールゲーム。笛の合図で起き上がり、ボールをとって籠の中に入れます。ウオーミングアップを兼ね、瞬発力をつける運動です。
 今度は「ものまね」。音楽に合わせて歩きながら、音楽が止まったら同じポーズをとるトトロポーズ」。スペシャルオリンピックス日本の細川佳代子理事長も飛び入り参加し、アスリートのなかに交じって一緒にポーズをとっていました。
 最後は「ケンケンパ」。用意した足跡をケン・ケン・パと踏みながら行うので自然にジャンプ。そのあとはボールをとり、走って籠に入れます。
 この日は、通常のプログラムの半分の短い時間でしたが、見学者も多く、
MDPを知ってもらうには上々の"お披露目"になりました。

(取材/文/写真:伊藤 博)
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▲ボールの籠入れ   ▲ケンケンパ   ▲足跡を踏みながら…

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▲タオルを使ってストレッチ   ▲細川理事長も飛び入り参加   ▲トトロのポーズ

 

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 バドミントン

 
 王子第二養護学校体育館で行われたバドミントンには、2人のアスリートが参加しました。
 まずはじめは個人技能コンテスト。指定したエリアに確実にサービスを入れる「ターゲットサービス」では、左右各5本とも見事にOK。 続いてボランティアが投げたシャトルを打ち返す「ターゲットストローク」、そして「リターンサービス」を行いました。
 このあとはコーチとペア組んでのゲームです。ショットが決まり、得点をあげるとアスリートにはにかんだような笑顔が浮かびます。ラリーが長く続くと、ファミリーやボランティアから歓声と大きな拍手が沸きました。
 最後に表彰式。メダルとともにアスリートが喜んだのが副賞のぬいぐるみでした。コーチから手渡されたぬいぐるみを嬉しそうに抱きかかえた二人のアスリートは、顔を見合わせ満足そうでした。
(取材/文/写真:伊藤 博)
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▲サーブは慎重に   ▲構えもOK!   ▲コーチと一緒にゲーム

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▲バトミントン表彰式   ▲副賞のぬいぐるみに嬉しそう

 

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