世界大会から元気に帰国しました

さる6月27日(火)、ドイツ・ベルリンで開催された夏季世界大会に参加していたSON・東京のアスリートたちが、無事帰国しました。結果については、こちらをご参照ください。

以下、参加者からの感想を紹介します。

◎アスリート 山﨑智世さん(テニス)

開会式には、少し体調を崩してホテルで休んでいましたが、翌日の試合から元気になり、参加出来ました。金メダルを取ることが出来ましたが、まだまだ上手な人がいっぱいいるので、練習を積み重ねていって、もっとレベルアップしたいです。たくさんの国の人とバッジやTシャツを交換したのも楽しい思い出です。

◎アスリート 長山直さん(バスケットボール)

今回のベルリンの世界大会でマリがとても強くてかないませんでした。カナダとの試合は負けてしまって悔し泣きをしました。でもとてもよい試合でした。大会はとても楽しかったです。これからもバスケットボールを頑張っていきたいとおもっています。応援ありがとうございました。

アスリート 鶴見愛さん(競泳)

「PRIDE」と「チームワーク」で過ごした時間は、一生の宝物。この大会は世界の仲間とつながっていることを教えてくれる大切な場所。次の高みをめざしてがんばります。

アスリート 出口苑子さん(バスケットボール)

ベルリンの街は、川が流れていて船に乗って手を振ってる人や、かわのそばで寝転んでいる人も、みんな楽しそうでした。試合がない時に、ウロウロ歩いたり、買い物したりできました。バスケットは、銅メダルでした。手や足がちょー長いマリの選手や、ガッチリした体型のカナダの選手に勝てなかったのが、くやしいです。次の大会で頑張って欲しいです。

コーチ 内藤清正さん(バスケットボール)

スペシャルオリンピックス世界大会が6月17日~25日にドイツ・ベルリンにて開催され、SON東京からはアスリート4名(競泳・テニス・バスケットボール)とコーチ2名(バスケットボール・ボウリング)が参加しました。

日本選手団は12日に出発し、大会に先立ちドイツ西部メンヒェングラートバッハ市でのホストタウンプログラムより活動がスタートしました。ホストタウンではメンヒェングラートバッハ市長を始め地元の歓迎を受け、爽やかな初夏の気候のなか市民や同市からドイツ選手団として参加するアスリート・コーチらとの交流を通じて世界大会に向けた最終調整を行うことができました。

開催地のベルリンには15日に入り、ランドマークであるテレビ塔間近の宿舎にて韓国やインドネシアの選手団とともに大会期間を過ごしました。東京と同様に大都市であるベルリンは交通網も発達しており、競技会場へは鉄道や路面電車などの公共交通機関を使って移動。街を体感しながらの大会となりました。

17日の開会式ではシュタインマイヤー・ドイツ大統領の開会宣言にて大会がスタート。大会テーマソングの演奏やベルリンに拠点を持つパフォーマー・ブルーマングループのパフォーマンスなどで大いに盛り上がりました。

各競技ではそれぞれアスリートたちが日頃の練習の成果を発揮しテニス・シングルスおよびミックスダブルスで金メダルを獲得するなど活躍した一方で、会場や街中で各国選手団とピンバッジ交換などによる交流も活発に行われ楽しい大会となりました。

ベルリン屈指の名所であるブランデンブルグ門での閉会式で大会が締めくくられ、27日に無事羽田空港へ到着し半年間にわたる選手団活動が終わりました。

これまでアスリートへご支援いただいたSON・東京のみなさまへお礼申し上げますとともに、新たな日々の活動へのご協力をお願いし大会の感想とさせていただきます。

コーチ 松川はるみさん(ボウリング)

この度、日本選手団ボウリングコーチとしてベルリン世界大会に帯同し、多くの経験をさせていただきました。無事に全員そろって帰国できたことが大きな喜びではありますが、事前に2つのことを目標として参加しましたのでご報告いたします。

1.アスリートが競技で全力を出し切る

開催地ベルリンに入ってからはどの競技も練習と試合に集中し、ホテルと競技場を往復する日々を送っていました。すべてのスケジュールを把握することは難しかったのですが、SNSで情報共有をしてお互いを励まし称え合って、良いチームワークを築き上げたと思います。アスリートはどの試合にも真剣に臨み、チームで勝利を喜んだり、個人的に慰め合う姿が多く見られました。担当する競技で印象的だったのは、銀メダルだったアスリートが「悔しい。次は金を獲る!」と繰り返していたことです。この悔しさをバネに精神的にも成長し、帰国後も地区での練習に励むことを期待します。

2.国際交流と海外を楽しむ

アスリートたちはバッヂや折り紙交換で国際交流を楽しみました。開会式から積極的に他国アスリートに近づき、ジェスチャーでコミュニケーションを図ります。コーチが手伝うこともありますが、「この国のバッジが欲しい」「鶴の折り紙を渡したい」などしっかりと希望を伝えてきました。競技中のハイタッチにも楽しさを感じていたようです。また、観光する時間はありませんでしたが、2階建てバスや石造りの建物など風景の中に日本との違いも見つけていました。レジでの支払いもドキドキしながら挑戦し、店から出てきたときの嬉しそうな顔が印象的です。

結果にこだわりながらも、仲間と協力し合い、さまざまな発見に感激する2週間となりました。このような貴重な機会を与えてくださったSON・東京の皆様に感謝いたします。

コーチ 稻山敦子さん(競技チア)

6/16に出発したチアアスリートは6/27に無事帰国しました。12日間の長旅でしたが、大きく体調を崩すこともなく皆しっかりとミッションを果たすことが出来ました。今回の世界大会への道は、応援ボランティアという参加形式でした。

チアは競技チアと非競技チアとふたつの取り組みがあります。非競技チアは大会ボランティアとして正式に世界大会ボランティアとして登録し、全額自費での参加です。アメリカ、ドイツ、日本から総勢50人以上のチアアスリートが集まり、3チームに分かれて様々な競技を応援しました。日本はチームAに所属し、アメリカのメリーランド、テキサスのチームと一緒でした。3×3バスケット、ハンドボール、フットサル、5×5バスケット、ローラースケート、陸上を応援しました。

また、SO CHEERのブースや、ヘルシーアスリートアワードの式典にも参加し、チアの可能性をアピールすることもできました。チアがオフの日に日本バスケチームの試合がありましたが、休み返上で応援に行きました。一生懸命に応援する姿に目頭が熱くなりました。疲れていてもカメラを向けられれば笑顔で対応し、各会場ではドイツ、アメリカ等各国のたくさんのメディアに囲まれテレビ放映されるなど、すっかり人気者になりました。各国のアスリート、ボランティアとピンの交換もして、世界大会を満喫していました。

今回の世界大会では”応援する”というチア独自の競技性を十二分に発揮し、世界へチア競技のすばらしさをアピールする事が出来ました。東京から参加したアスリートをとても誇りに思いました。競技として正式な選手団として参加することも目標ですが、非競技としての参加が可能なチアで、また次回の世界大会を応援できればと思います。

応援ありがとうございました。