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プログラム

絵画

pro_icn21.jpg 「絵画」のご紹介です。

活動日・会場

毎月1回土曜日(年間約10回)9時30分〜11時30分

会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター 美術室

参加費:初回に油絵セット代5,000円(キャンバス2枚、画板、筆、油壺、ペインティングナイフ、クリップ4つ)が必要です。セット内容をお持ちの方は応相談。それ以降は、キャンバス代300円。

 

活動紹介

 絵画プログラムでは主に油絵に取り組んでいます。まず最初の作製テーマは自画像です。鏡を見ながら自分の顔をよく観察し、デッサンを重ねます。次に、塗りに入ります。デッサンを終えたキャンバスに、油で溶いた淡い色の絵の具をのせていきます。全体に色が付くと、今度は厚塗りです。油を使わず、たっぷりの絵の具を使って、様々な色を重ねていきます。

 自画像が描きあがると、基本的に自分の好きなものを描いてもらいます。自分のイメージした世界を表現する人、絵葉書や写真などを見てエッセンスをもらいながら描く人など、テーマも一つの作品にかける時間もアスリートによって様々です。

絵の具と油は共用で使います。パレットは牛乳パックを開いて乾かしたものをご用意いただいています。プログラムに慣れてくると、「白い絵の具を沢山ください!」「肌色は何色と何色を混ぜたらいいですか」など、元気な声が部屋に響いています。

油絵の最大の魅力は、乾いたものの上から、重ね塗りができることです。最初は「リンゴに青色を塗ってみて」というと、イメージする色と違って戸惑うアスリートもいますが、次第にさまざまな色に変化するリンゴを楽しんだり、最初の印象とまるで変った作品が出来上がり、本人だけでなく一緒に参加する仲間の感動が倍増することもしばしばです。

 油絵のほかに、クリスマスカードやサンキューカードのイラスト作製も行っています。その際は、水彩絵の具や発色の良いアクリル絵の具、カラーペンや色鉛筆を使います。油絵は完成まで時間がかかりますが、こちらは1回のプログラムで作品が仕上がることが魅力の一つです。また、アスリートたちが得意なアートでボランティアできることも大きな喜びとなっています。

 

活動を通して

 油絵は失敗しても、乾けばもう一度新しく塗ることが出来ます。失敗なんかないのです!!また、完成するまでに時間も必要です。その間には、アスリートの日々の生活があり、季節がかわり、出来上がった小さなキャンバスの中には多彩な心の変化が現れています。その感動を、アスリート自身、ファミリー、ボランティア、そしてプログラムに参加する仲間と分かち合う喜びがプログラムには溢れています。そうして自分に自信を持った画家たちは、心を表現することをさらに楽しんでいきます。

 失敗を恐れず今を楽しむこと。そしていつも新しくチャレンジすることを目標に、作品製作に励んでいます。

 

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牛乳パックのパレットに絵の具を用意   上手に描けているね            すごい集中度

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筆遣いを覚えます               みんなでキャンバスを並べて       ファミリーのアドバイスもあり

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うん、いい調子だ                花びらの細部まで丁寧に          完成した絵をもって記念撮影

 

 

 

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