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文集「トライアングル」

SON東京のプログラムに参加するアスリート、ファミリー、ボランティアが、それぞれの思いを文章に書き起こした文集が完成しました。3本柱の心をこめて、タイトルは「トライアングル」。
ご希望の方には一部100円にてお分けしておりますので、事務局にまでご連絡下さい。」

表紙内容例


文集「はじめに」

 スペシャルオリンピックス(SO)の素晴らしさ、魅力ってなんだろう。
 日常的なプログラムは勿論のこと、イベントなどでアスリートとの一体感に触れたとき、次回もまた参加したくなる「あの気持ち」はどこからくるのでしょうか。
 草創期からSOにかかわっているベテラン・ボランティアは、「SOはいったんその魅力を知ってしまうと、足が抜けなくなるのよ。アスリートと一緒にいる といつも楽しくてしょうがないの」とSOの素晴らしさを語っています。 SOの現場には、SOにしかない「魅力」、「楽しさ」が溢れているようです。
 では、その「魅力」、「楽しさ」ってなに? 恐らくそれは人様々で、アスリート、ファミリー、コーチ・ボランティアが体験を通して感じた思いは、いろいろあるのでしょう。

・ できなかったことができるようになって嬉しい、とアスリート。
・ 一歩一歩着実に成長していくわが子が喜ばしい、とファミリー。
・ 純真なアスリートの笑顔に心が洗われる、とコーチ・ボランティア。

  こんなそれぞれの思いが浮かんできます。
 アスリートを中心にファミリー、ボランティアが「三位一体」で織り成すSOの活動は日々、いくつもの感動を紡いでいます。その感動のひとつひとつがSOの「魅力」、あるいは「楽しさ」ではないでしょうか。
 それぞれが感じた「私にとってのスペシャルオリンピックス」をひとつにまとめ、感動を共有できたら素晴らしいに違いない。そんな発想で誕生したのが文集『トライアングル』です。

 広報委員会で寄稿を呼びかけたところ、24人の方々から原稿をお寄せいただき、これまでにニュースレターに掲載した分と合わせて38作品を今回の文集におさめました。感動のエピソードをまじえた珠玉の作品ばかりです。ご寄稿いただいた方々に厚く御礼申し上げます。

 正三角形の打楽器「トライアングル」は、心に響く美しい金属音を奏でます。アスリート、ファミリー、ボランティアの三者が強い絆で結ばれているSOもま た、一辺が欠けたら胸に残る感動は生まれないでしょう。文集のタイトルを『トライアングル』にしたのは、そんな思いからです。

 SON東京にとって初の文集を刊行できましたことを関係各位に深く感謝致すとともに、文集『トライアングル』がSO理解の一層の浸透と、SON東京の活動のますますの充実、発展に役立つことを願っています。

文集「トライアングル」編集長 伊藤博

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