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プログラム

木彫り

pro_icn21.jpg 「木彫り」のご紹介です。

活動日・会場

毎月1回 土曜日(年間約10回)9時30分〜11時30分

会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター 工芸室

参加費: 教材費実費(1,000円〜)/木彫り用軍手500円。

 

活動紹介

 木彫りプログラムでは初回に線彫りを体験します。小皿などに絵を描いて、その線の上を細い彫刻刀で彫っていきます。完成したこの小皿に漆塗りをすると、実際に自宅でも使えるようになり、また作品により深みが出て大変好評です。

線彫りの後は立体図形の練習です。四角柱の教材から、三角性や球を生み出します。これによって彫刻刀に慣れ、また5種類の彫刻刀の使い方を学びます。立体をとらえることも重要なポイントです。

次は地紋彫り。図形では大きく力強く彫ることが多いのですが、今度は細かく薄く、繊細な手法を習得します。同じ模様を何度も彫りますが、だんだん上手になっていく様子が完成後に感じられ、最初は苦戦していたアスリートも笑顔になります。

ここまでの基本が終わると、講師と相談しながら作品製作に入ります。パネル、おしぼり置き、クリスマスツリー、仏像の手足、お地蔵様など、アスリートが作りたいものを選びます。物によっては2年以上の歳月をかけて作製しているものもあり、時間をかけて彫り進めた作品には、愛情と努力と根気が詰まっており、アスリートの宝となっているようです。

 

活動を通して

木彫りは、刃物を使うので手傷を負うのではないかとの不安を感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、正しい刃物の使い方をすれば怪我をすることはまずありません。一番最初に彫刻刀を持った時から、講師が正しい持ち方や支える手の位置を指導します。これを覚え、習慣づけることによって、恐怖ではなくいい緊張感の中でプログラムが行われています。

集中力が続かないかも…と心配される方も多いのですが、ただの木の棒から様々な形が生まれていく様子は、大変面白く、あっという間に時間が過ぎて行ってしまいます。プログラムの中で、様々な作品が生まれているので、アスリート同士の刺激にもなり、今度はあれをやってみたい!!あんな風に彫りたいなど、目標意識や頑張りにもつながっています。

木という温かいぬくもりに触れながら、日ごろの嬉しいこと、悲しいこと、楽しいこと、辛いことを一彫り一彫りに込め、また新しい心を生み出す…そんなリラックスした時間になるようなプログラムをさらに目指していきたいです。

 

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木彫りでハンコを作製中             細かい地紋彫り             先生が見本を

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図形の練習中                     仏像の足にチャレンジ             先生の手先を注視

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みんな、一心不乱               見事なクリスマスツリーが!         力作完成後に記念撮影

 

 

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