イベント紹介

  ピースボート講演 −−−2004年6月12日(土)

「ひとりひとりの壁を越えてー。スペシャルオリンピックスの挑戦」と題して6月12日、早稲田大学キャンパスでSO理解のための講演会があり、SON東京から卓球コーチ(高田馬場)の渡辺竜雄さんと、事務局員でスキーコーチでもある川島敦子さんがスピーチに立ち、現場からの報告をしました。

「地球一周の船旅」で知られるピースボートと早稲田大学平山郁夫ボランティアセンターが主催して開いたもので、会場の教室にはボランティアに関心のある学生や中高年者を含め約100人が出席しました。

ゲストスピーカーはSON理事長の細川佳代子さん。

細川さんは、SOを知った1991年当時を振り返りながら、知的障害者について「『やさしさ、思いやりを教えるために神様が健常者に与えてくださったプレゼント』『できないと決めつけたら一生能力を発揮できない人たち』と教えられ、目からウロコが落ちました」と体験談を披露。

「私たちは一人一人幸せになる義務がある。無駄な人間なんか一人もいません。その人ならではの花を咲かせるために頑張る、努力することに心を動かされました」などと述べて、アスリートそしてSOに対する理解を求めました。

また来年2月末から3月にかけて行われる長野冬季WGを必ず成功させると力強く“宣言”。そのうえで「興味、関心をもったら第一歩の足を踏み出すことです」とボランティアへの参加を呼びかけ、実行に移すことで自らの意識改革を図ることが重要だと強調しました。

このあと登壇した渡辺さんは、「アスリートに接していると教わること、学ぶことが多い。素直な気持ちが私には少し足りなかったことに気づきました」とユーモアを交えて体験を報告。卓球プログラムでアスリートにコーチングするなかで「少しやさしくなって、ちょっと心が広くなった感じがします」と自分自身も変化していることを紹介しました。

また川島さんは、「アスリートの素直さに触れ、逆に元気をもらいます」と述べた上で、長野冬季NGであった具体例を紹介。アルペンスキーで予選では3旗門しか通過できなかたアスリートが、決勝では10旗門すべてを見事に通過、コーチに驚きと涙と感動を与えた話を披露しました。またSOが多くの人たちの力で成り立っていることを説明し、「来年の長野冬季WGをきっかけに、ボランティアがさらに広がっていけばいいと思います」とボランティアへの理解と参加をお願いしました。

(文と写真:広報委員 伊藤博)