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9月号: バスケットボールを始めて15年


 東京でスペシャルオリンピックスの活動を始めてもう15年にもなります。 最初に受けたコーチクリニックはSOI本部のマイク・グッドエイカー氏のボウリングとバスケットボールでした。 1994年12月に最初にボウリングのプログラムを始め、その半年後の5月12日、四谷の雙葉学園の体育館をお借りして 正式なスポーツプログラムとしてバスケットボールを始めることができました。 毎週金曜日の夕方、6時30分から8時までのアスリート14、5人の小さい活動でした。 それが今では、バスケットボールだけで都内6会場150人ほどのアスリートが参加するまでに成長したことを考えると、 貴重な15年であったとつくづく思い返されます。
 さて、私がスペシャルオリンピックスにかかわることになったのは、その1年ほどまえ家内に誘われて細川佳代子さんのお話を聞いたことがきっかけでした。 中学校になったとき始めたバスケットボールは、私にとって生涯続く貴重なパートナーでした。 このバスケットボールにいつか恩返しをしなければならないと考えていた矢先でもあったのですが、 細川さんの2時間の話を聴いただけで、もうすっかりその気持ちになってしまいました。
 しかし、実際にバスケットボールの練習を始めてみるとそれまでのバスケットボールの指導経験はほとんど役に立たないように思えてきたことです。 アスリートたちのそれぞれの障害を理解し、その状況にあった適切な指導をすることがいかに難しいかを思い知らされた15年間でもありました。
 SOIの憲章に掲げてある
 「どんなに障害があったとしても、適切な指導と励ましがあればアスリートたちは必ず進歩する」
 という言葉を支えとして今後ともスペシャルオリンピックスにかかわり続けていきたいと考えています。
  (ナショナルトレーナー 諏訪俊二)